不動産投資をする場合の具体的な方法を説明していきます。大きくは、新築物件への投資、中古物件の購入、競売物件の購入(応札)、証券化商品(REIT等)への投資が一般的です。ここでは、それぞれの不動産投資方法についてメリット・デメリットを分析していきます。
投資にはそれぞれメリット・デメリットがあります。ここでは、不動産投資を行う場合の代表的な投資対象の購入方法について新築物件への投資、中古物件の購入、競売物件の購入(応札)、証券化商品(REIT等)に分類してそれぞれのメリット・デメリットを分かりやすく比較していきます。
メリット |
デメリット |
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・物件についての事由度が高い |
・利回り(収益性)では、中古物件、競売物件に劣る。 ・最初は入居者がいない。 |
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・新築物件に対して利回りが高い ・既に入居者がいる場合がある。 ・節税効果が高い |
・物件が古い場合は修繕費などの回収費用が必要になる場合がある。 |
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競売物件 |
・安い土地・建物価格で物件を手に入れられる可能性がある。 |
・占有者がいる場合がある |
証券化商品 |
・取引コスト(手数料)が安い |
・収益性が他の方法よりも低い |
名前の通り、新しく土地を取得して、そちらに新しい建物を建てるという方法です。または建売となっている新築物件を購入する方法もあります。利回りでは、中古物件投資に劣りますが、修繕費がしばらくはかからない、残りの寿命が長いといったメリットもあります。
既に建築されているアパートやマンションなどに投資をする方法です。既に入居者がいるままの引渡しとなるケースも多いです。一般には新築物件に直接投資をするよりは収益性(利回り)が高い場合が多いです。建物の状況によってはすぐに修繕が必要になる場合などもあります。
ローン返済ができないなどの理由で銀行から競売にかけられている物件に対して投資(応札)を行い物件を取得します。一般には市場価格よりは安く手に入れられることが多いというメリットがありますが、占有者の存在などのリスクもあり、非常に高い知識・経験が必要になります。
いわゆる「不動産投資信託」に投資をする方法です。不動産投資の中では最もハードルが低いのではないでしょうか?証券投資になるため、不動産を直接購入するよりも売買手数料が安い、流動性が高いといった特徴があります。ただし、いくつかのリスク(問題点)も存在します。詳しくは「不動産投資信託(REIT:リート)」の項目で詳しく説明しています。