資産運用(投資)で利益が生じた場合、日本では「所得税」と呼ばれる税金を支払う必要があります。所得とは、経費を除いた利益のことです。株の場合は、「売却代金-購入代金」が所得となります。もちろん、マイナスの場合は納税する義務がありません。
税金の仕組みは非常に分かりづらい上、制度が複数用意されていて、どっちを使ったほうがお得だった。というケースも実際にはあります。ここでは知らないと損をするような資産運用と税金の関係について分かりやすく説明をしていきます。
ちなみに、投資対象別の個別の注意点についてはそれぞれの投資の項目で解説します。
株式投資や投資信託に関する税金制度について説明していきます。株や投資信託で儲けた時、利益に対して税金がかかります。儲けには大きく「値上がり益」と「配当金・分配金」の二種類があります。ここでは、これらの税金制度についてくわしくまとめていきます。
主婦や学生さんなどは一般的には世帯主と呼ばれる方の扶養に入っています。扶養とは養ってもらっているという意味で、世帯主は扶養者の数に応じて給料などにかかる税金に優遇を受けています。しかし資産運用で「所得」があると判断されてしまうと場合によっては世帯主の扶養から外れることもあるのです。主婦や学生さんはここをしっかりと読んでおいてください。
確定申告というものは税金を納めるためだけにやるものだと思ってはいませんか?投資においても、確定申告をすることは必ずしも税金を納めるためだけでなく、損失を次年度以降に繰り延べしたり、複数の投資をしている場合はそれぞれの所得を合算できたりします。ここでは、投資において確定申告をする事でお得なケースを徹底解説します。