まず、お金持ちになるための基本的なルールを紹介したいと思います。それはとってもシンプルです。「収入を増やし」「倹約し」「運用効率を高めること」という3つです。この三つを上手に行うことができれば日本という経済的に恵まれた国に住んでいる私たちはだれしもがゆとりをもったお金持ちになれる可能性を持っているのです。
お金持ちになるためのポイントとして「収入を増やし」「倹約し」「運用効率を高めること」という3つを挙げました。これを方程式に直してみましょう。
収入-支出+(資産×利回り)
これが基本的なルールの式です。
収入を増やし、使うお金を減らす。そうして貯蓄して資産を増やしてその資産の運用利回りを高めていくというのが普通の人がお金持ちになるために必要なポイントとなります。
基本的には「労働」によるものがメインとなるはずです。特に若い人は「資産のストック」というものがほとんどないはずです。そういうタイミングでは運用利回りを高めるよりも収入を伸ばすことに力点をおいて動くべきです。「若いうちは自己投資も大切」などでも紹介していますが、投資をするなら「自己投資」の方が効果的です。
多くの人にとって生涯で最大の収入を得るのが「労働」による対価のはずです。これをおざなりにして資産運用(財テク)にのみ走るのはあまり好ましいことではありません。
これは全期間にわたって重要です。年収が1000万円あろうが2000万円あろうが消費するのは今の日本だと楽勝です。プチぜいたくをたくさんすれば年収がいくらあっても足りません。
何も、貧しい生活をしろというわけではなく、収入に見合い、そしてしっかりと貯蓄できるだけの節約・倹約をすることはお金持ちになる上で大切なことです。そして収入-支出のフローの収入の蓄積が「資産」というストックになるわけです。
「貯蓄する「習慣」を身につけよう」でも説明していますが、貯蓄の習慣というのは若いうちに身につけておくべき基本的な生活設計です。若いうちから借金をしたりする生活というのは決して健全ではありませんし、将来お金で苦労する確率が高いです。
そうして最後に大切になるのが「利回りを高める」ということです。
資産運用における利回りというのは「リスクを高くすれば利回りも高くなります」。
しかしながら、いたずらに高いリスクをとることは、安定性という面から考えるとよいものではありません。
どの程度のリスクをとれるか?というのはその人のもっている金融資産、年齢、収入などによっても変わってくることになります。
そのあたりについては「自分が取れるリスクの大きさを理解する」でも紹介しているので参考にしてみてください。
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