資産運用を始める前の心構え

これから資産運用始めようと考えた方。ぜひ一度「資産運用を始める前に読むこと」を読んでみてください。資産運用・投資を始める上でぜひ実践していただきたいことや心構えなどをあげています。

株式投資、投資信託、外貨預金など色々な投資商品もありますが、まずは下記のような心構えを持って投資・資産運用に挑みましょう。

まず動くこと！

貯金や投資を始めてみようと思ったのであれば、まずは実際に行動してみましょう。証券会社に口座開設の依頼をするのでもいいし、すでに証券会社に口座を持っているのであれば、そちらに投資できるように入金してみましょう。まずは動いてみることが大切です。

よくあるケースとして必要性は認識しているけど、面倒とかよくわからないとかいった理由で行動に移らないということです。
たしかに、投資用語などは難しいものも多く、よくわかりにくいものです。しかし勉強することで得られるものも大きいです。また、特に若い人は早くから資産運用を始めることで「複利効果」が働き、より資産運用効果が高まります。

 

最初はできるだけ単純かつシンプルな投資商品を選ぶ

できれば最初に始める投資はしくみがシンプルなものが良いと思います。
例えば、 いきなり、オプション取引で複雑なオプションの組み合わせの売買をするってのは無茶です。取引の仕組みを理解した上で、どう使われているのかもわからない超複雑なオプション取引の組み合わせを買っても、よく意味がわからないまま投資をするだけです。

おすすめなのは、やはり「株式投資」です。投資の基本的な用語や仕組みも覚えることができますし、経済の流れ、相場の値動きなどの基本が学べます。

最近では、各企業も最低投資単位を引き下げており、10万円程度からでも株投資をすることができます。
また、個別株式の投資は面倒でも、ETFやインデックス投資信託などを使えば、日経平均株価のような指数にも投資することができます。こうした指数なら日々のニュースでも確認できますし、わかりやすいといえます。資産運用の必要性は感じているけど、日々相場を眺めるようなことはしたくないというのであれば「投資信託」がお勧めです。

 

実際に取引をしてみる

投資について100%理解できるなんてのはいつまで勉強してもやってきません。例えば、株式投資を始めるために会社四季報を熟読し、チャートの本を読破し、財務分析、株価分析まで学んでから投資をしようというのはちょっと無茶だと思います。
そして、実戦経験は何よりも勉強になります。

まずは、ごく小額でもいいので、株に投資をしてみましょう。少額投資ならおすすめは「カブドットコム証券」「丸三証券」です。カブドットコム証券は株を1株から買える「プチ株」というサービス（単元未満株取引）をやっているので、小額からの投資ができます。丸三証券の場合は口座開設から2ヶ月は手数料が無料なので、練習期間の投資経験にも最適です。

 

多少失敗しても続けること

投資初心者の方におおいのがちょっと失敗することで投資を完全にやめてしまうことです。
相場には波があります。上がる時もあれば下がる時もあるわけです。
下がったからといって、そこでやめてしまうのではなく、続けることが大切です。

実際2012年くらいまで相場はリーマンショック後に低迷していましたが、アベノミクス相場によって一気に回復しました。こうした上昇相場の恩恵を受けることができるのは続けた人なのです。
2013年にはリーマンショック後の高値を更新しており、リーマンショック前に投資をしていた人も利益がでる水準にまで株価は上昇しています。

そういう意味では、機械的に継続投資ができる投資信託の積立投資や株のるいとう（累積投資）、401k（確定拠出年金）などは投資を続けることという意味では有効な商品といえるでしょう。

 

リスクは個別の投資ではなく、資産全体で考える

投資のリスクというのは個々の投資ではなく、投資資金全体で考えるべきです。
たとえば、リーマンショックの時、日経平均株価は40％近くも下落しました。

そんなリスクはとても負えないと思われるかもしれませんが、それならば投資額を小さくすればいいだけです。100万円の余裕資金のうち全額を株に回すのはリスキーですが、1/5の20万円なら50%のリスクがあっても資産全体でみれば10%のリスクにしかなりません。

個々のリスク評価はもちろん大切ですが、そのリスクも資産全体でとらえるようにしていきましょう。

「資産運用の始め方」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

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