人生の三大支出プラス1を考える

人生の三大支出は大きく「住宅資金」「教育資金」「老後資金」が挙げられます。また、これに加えて、万が一のための備えとなる「保険料」が加わってきます。 近年はライフプランの多様化が進んではいるものの、基本はこれらの4つの支出について考えていく必要があります。

人生の三大支出の大きさ

住宅費用
住宅の平均購入価格は建売で3321万円分譲マンションで3840万円とされています(平成23年度フラット35利用者調査報告より)。この多くは「住宅ローン」などの形で支払う必要があります。また、購入後もメンテナンス等の費用が必要になってきます。

教育費用
文部科学省の調査(子供の学習調査」等のし朗によると子供一人当たりの教育資金はおよそ1000万円(高校までは公立、大学は私立と仮定)かかるとされています。

老後の生活費
夫婦二人の老後費用としてゆとりある老後生活費として月額37万円程度がほしいといわれてます。仮に老後を20年とするならば8880万円が必要になる計算です。最低限の生活でも月額22万円、同20年なら5280万円となります。

このように人生において大きな支出はそれぞれ莫大なお金が必要になってきます。これらのお金を一度によういするというのはとても大変です。基本的には積立等によって少しずつ貯めていくというのが基本です。

 

住宅購入資金

最近では、持家派ではなく、一生賃貸というた方も増えてはいるようですが、それでも持家に対する願望がある人が多数派といえます。住宅は人生におけるもっとも高額な買い物の一つであり、購入資金は頭金、住宅ローンなどを組んだ上で計画的な返済などを考えていく必要があります。

 

教育資金(教育費用)

子供の教育にかかる費用というものは「子供が大きくなるに従って大きくなる」のが一般的です。特に高校生から大学生にかけての時期がピークとなります。ご両親の年齢によってはそのピーク時期すでに退職(リタイア)しているケースもあるため、教育資金については前もって計画的に貯めておくことが大切です。

 

老後費用

老後費用というものは大きいものです。公的年季制度などはあるものの、多くの世帯において支出が収入を上回る状況となっています。そのため、老後においては一定以上の貯蓄を蓄えておかなければ困窮する事態となるわけです。収入があるうちからのリタイアメントプランを考えておくことがとても大切です。

 

考えておきたい「保険料」

日本は世界でも有数の保険大国です。多くの人が生命保険等の保険に加入しています。保険は様々なリスクを軽減するための金融商品です。しかしながら、過剰な保証は無駄な保険料を生み出します。リスクに備え過ぎて保険貧乏にならないように注意しましょう。

「人生の三大支出プラス1を考える」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

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