投資信託の収益は大きく「分配金」と「値上がり益」の二つがあります。一方で両方を完璧に満たすような投資信託はありません。自身として分配金重視の投資スタンスなのか、値上がり益を重視する投資スタンスなのかをある程度決めておきましょう。
投資信託に投資をした場合、得られる利益として葉大きく「分配金(収益分配金)」と「値上がり益(キャピタルゲイン)」の二つがあります。
分配金(収益分配金)
投資信託が一定の運用期間においてあげた利益の一部を分配するもの。1年間に一回というものから、半年に一度、2ヶ月に一度、毎月といったように、収益分配金が支払われる周期はファンドごとに異なります。債券系のファンドは毎月分配型となっているものが多いです。
値上がり益(キャピタルゲイン)
債券系以外のファンドに多いのが、利益をファンド内に留保していく方式の投資信託です。ファンドに利益を留保することでその利益分も再投資されることになり、「複利効果」により投資財産が増加していきます。投資家が利益を確定する場合は投資信託の解約または売却をする必要があります。
投資信託の運用を行う上で、収益分配金として受け取れる方がいいのか?再投資されるほうがいいのかについては、投資家ごとに異なります。
一般に、運用期間が短い場合、投資信託への投資目的が資産を投資信託に預けて分配金を受け取り、その分配金を生計の足しにするという考え方の場合は収益分配金が出るタイプ(多いタイプ)の投資信託が向いています。
一方、運用期間を長期間で考えている場合は、時間によるリスク分散効果や複利による運用メリットが得られる内部留保型(再投資型)の投資信託をチョイスした方がメリットがあるといえるでしょう。
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