為替とはそもそも「金銭を決済するための手段」という意味です。外国為替というのは、それぞれの国や地域が発行している「通貨」を決済するための手段という意味になります。ここでは、外貨投資の基本ともいえる「外国為替」というものが一体どういうものなのかを分かりやすく解説していきます。
「お金はどこが発行している?」で説明したように、通貨というものはそれぞれの国(または地域)の中央銀行が発行しています。そしてその通貨は法的な効力のおよぶ範囲でしか強制的には通用しません。
日本における通貨である「円」は国内では通用しますが、外国(例えばアメリカ)では通用しません。例えば、日本が自動車を輸出してアメリカで販売された場合、アメリカでの法定通貨は「米ドル」ですので、通常米ドルで決済が行われます。
しかし、その米ドルを日本に持ってきても使えないので、日本で「円」に交換してあげる必要があります。
このように、それぞれの国(中央銀行)が発行している通貨については、それぞれの通貨を決済する必要があるわけです。これが「外交為替市場」です。外国為替市場では、通貨が交換(決済)されるわけです。
外貨(通貨)が取引される市場として「外国為替市場」と書きましたが、実際に外国為替市場という統一市場はありません。
インターネットや電話を通じて銀行やディーラーなどが取引をしています。これを「インターバンク市場(銀行間市場)」と呼びます。(ちなみに、一般人はこの市場で取引はできません)
市場では統一のルールのもと、24時間休むことなく、取引の場所を各国転々としながら取引され続けるのです。
ちなみに、24時間における取引は「オセアニア→アジア→中東→ヨーロッパ→アメリカ→オセアニア」といた順で流れていきます。(ちなみに、それぞれの市場で取引が行われ、ダブる事もあります)
中でも「東京(9時~15時)」「ロンドン(17時30分~2時)」「ニューヨーク(22時30分~5時)」の3市場での取引は取引量が多い中心市場です。特に「ロンドン」「ニューヨーク」の時間が混じる時間帯は取引量が非常に多い上、ヨーロッパ、アメリカでの経済指標の発表などにより相場が大きく動くこともあります。
上記の「外国為替市場」はいわば銀行同士が取引をする市場で一般の個人投資家や会社などは取引できません。
では、実際に投資家はどうやって外貨取引をするのでしょうか?
基本的に外貨取引をする場合は、上記の外国為替市場での為替レートを「参考レート」にした上で個人投資家向けに外貨取引をしている「銀行」などの金融機関と直接取引をします。これを店頭取引(相対取引)と呼びます。
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ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。
・インターバンク市場とは
銀行、金融当局、ブローカー(短資会社等)の3者からなる。主に、インターバンク市場という場合は銀行間での為替取引市場のことを指す
・店頭取引とは
OTCとも呼ばれ、取引所の立会いなどを経由せず、ディーラーと投資家が電話やPC、ネットワークなどを用いて取引を行うことを指す。