FX取引の注文方法

FX取引をする際には取引業者に対してオーダー(注文)を出す必要があります。しかしこの注文の方法についてはいくつかの種類があります。また、いくつかの業者では損切り注文や利益確定注文などを自動化できる自動売買注文のシステムを用意しているところがあります。ここでは、こうしたFX取引の注文方法について解説します。

FX取引の基本注文

FX取引の注文注文の流れについてですが、大きく「新規建て・決済の選択」「ロング・ショートの選択」と「売買数量・為替レート指定の有無の選択」の3つの流れで行われます。

Step1:新規建て・決済の選択

新規建てとは新しく売買ポジションを持つこと、決済とは既に持っている特定の通貨ペアのポジションを反対売買により解消することを指します。
FX取引の注文をする際はこのどちらかをまずは選択します。要するに、新しく買うのか、それとも既にもっているポジションの利益確定(損切り)をするのか?という選択です。
ちなみに、決済の場合は反対売買注文を出すことになるので、Step3にまで飛びます。

Step2:ロング・ショートの選択

新規建て(新たにポジションを持つ場合)特定お通貨ペアを「ロング」するのか「ショート」するのかを決める必要があります。例えば円と米ドルの通貨ペアの場合、ロングという場合は円を売って米ドルを買うというポジション、ショートの場合は円を買って米ドルを売るというポジションを建てることになります。

Step3:売買数量・為替レート指定の有無の選択

Setp3では新規にポジションを建てたり、すでに持っているポジションを決済するわけですが、具体的に新規建て(決済)する数量やその価格(為替レート)を決定します。
ちなみに、数量のみを指定したい場合には「成行注文」、数量と決済したい為替レートも指定したい場合は「指値注文」を出します。

成行注文の場合はほぼ必ず売買が成立しますが、指値注文の場合、為替レートが指値で指定した金額にならない場合には売買成立しません(また、為替レートがその水準になっても100%成立するわけではありません)
このあたりについては株式投資「株式の注文方法の種類と特徴」でも詳しく説明しているので参考にしてください。対象が株式と為替で違いはありますが、基本的な仕組みはおなじです。

 

FX取引の特殊注文を活用

FX取引には上記で示した指値や成行といった注文方法以外にも様々な特殊注文が用意されています。ここではその一部を紹介します。
なお、こうした注文は全てのFX取引業者が提供するものではありません。

逆指値注文

逆指値注文とは、現在の市場価格よりも高い値段での買い注文、または低い値段での売り注文を入れる注文方法です。通常とは逆の価格に注文を入れるため「逆」指値といいます。活用の方法としては基本的にはストップロス注文の際に使われることが多い注文方法です。

OCO注文

OCO注文とは(One Cancel Other注文)と呼び、異なる二つの注文を出してどちらか片方の注文が成立した場合、もう一つの注文が自動的にキャンセルされるという注文方法です。す でに保有しているポジションについて損切りと利益確定の両方の注文をOCO注文で出しておくことで可能となります。

IFD注文

IFD注文とは(If Done注文)と呼び、もし成立したら○○という意味となります。新規の注文とそれが約定(成立)した場合の損切りの注文も自動的に可能となります。注文と同時にストップロス注文や利益確定の注文を出すことができるので、指値を出したまま外出する場合などに便利です。

IFO注文(IFD+OCO)

IFO注文とは(If Done+One Cancels the Other注文)のことで、IFD注文に対してOCO注文を加えた注文です。もし新規注文が成立した場合は損切りと利益確定の両方の注文が可能となる注文 方法です。

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ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

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