定期貯金・定額貯金はいずれも「ゆうちょ」の主力預金商品。
定期貯金・定額貯金はゆうちょ銀行(郵便局)で取り扱いがある預金商品です。仕組み自体は定期預金に類似しているのですが、商品性が少々異なるのと、利用者が多いゆうちょ銀行の商品ですので紹介していきます。
なお、銀行では「預金」といいますが、ゆうちょ銀行ではゆうちょ(郵便局)時代の名残で「貯金」と表現していまが貯金=預金と考えていただいてOKです。
定額貯金(ていがくちょきん)はゆうちょ銀行における主力商品です。
最長10年預金できる商品で、預け入れ後6カ月位なら「いつでも解約ができる」という特徴を持っています。
定期預金や定期貯金と比較して「流動性(換金性)が大変高い」という特徴があります。
貯金金利は半年刻みで6カ月ごとに段階的に上昇するように設定されており、「貯金期間に応じた金利が預入時にさかのぼって適用」されるという特徴があります。
たとえば、下記のようにゆうちょ銀行定額貯金の金利として設定されているとします。
(金利水準は適当です。低金利が続く今はほとんど差がなくなっていますが、商品性を分かりやすく説明するためあえて、高めの金利設定をしています。)
定額貯金の適用金利 | |
---|---|
6月以上1年未満 | 0.1% |
1年以上1年6月未満 | 0.15% |
1年6月以上2年未満 | 0.20% |
2年以上2年6月未満 | 0.25% |
2年6月以上3年未満 | 0.30% |
3年以上 | 0.40% |
上記の場合、2年3カ月預金した場合、全期間の金利が0.25%であったものとして計算されます。1年11か月だったら0.20%となるわけです。
特にいつでも解約ができて定期預金並みの利息がつくという形になるので、とりあえず預けておくという資金に対して有効といえます。
定期貯金は1991年から導入された貯金制度。当初はニュー定期と呼ばれていましたが、民営化以後は定期貯金と改められています。
一般銀行における「定期預金」とほぼ同じ商品性となっています。下記は定期貯金と定期預金の違いをまとめたものです。
最後に郵貯銀行の定額貯金、定期貯金のそれぞれの違いについてまとめたいと思います。それぞれを比較した時のメリット、デメリットで説明します。
定額貯金のメリット
・6カ月たてはペナルティなしにいつでも解約できる換金性の高さ
・最長10年間預けておけるという期間の長さ
定期貯金のメリット
・同一期間の貯金(預金)と考えた場合は金利が定期貯金の方が高い
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