銀行預金の種類と特徴では、銀行に関して利用する上で必ず押さえておきたいポイントについて分かりやすく解説していきます。銀行が提供している各種サービスについてやメインの預金サービスの他、様々な分野でお付き合いをすることになる、銀行サービスを徹底的に解説していきます。
銀行預金と一口に言っても預金には様々なタイプの預金が用意されています。例えば、最も一般的な預金商品である普通預金から貯蓄性のある定期預金、積立預金など様々です。ここでは、そうした銀行預金の種類と特長について分かりやすく説明していきます。
なお、基本的には個人向けの預金商品を紹介しており、事業主、事業性の預金については紹介をしておりません。
普通預金とは預金の中でも最も一般的なタイプです。銀行の総合口座などでは、銀行にお金を預けると普通預金として預金されることになっています。自由な預け入れ・払い出しが可能な商品でキャッシュカードを通じてATMなどで預金の払い出しが可能となっています。金利は変動金利となっており、金融機関により違いはありますが年2回の利払いが行われます。
定期預金とは予め定めた一定の定期期間の間、自由な払い出しができない預金です。銀行の預金商品において貯蓄性がある最もポピュラーな預金となっています。預金金利は定期預金の期間が長くなるほど高くなるのが一般的です。取り扱い銀行により違いはありますが、金利は固定金利となっているケースが多いです。
積立預金(積立定期預金)とは毎月ごとの一定期間に預金を自動振替する預金となっています。例えば、毎月10日に1万円づつを定期預金していくなどの商品です。普通預金に預けている状態ではキャッシュカードで自由に引き出せるので、毎月定期的に定期預金することで自動的に貯蓄ができるという運用商品です。
定期貯金・定額貯金はゆうちょ銀行(郵便局)で取り扱いがある預金商品です。仕組み自体は定期預金に類似しているのですが、商品性が少々異なるのと、利用者が多いゆうちょ銀行の商品ですので紹介していきます。
金銭信託(きんせんしんたく)とは、一般にはややなじみが少ない商品かと思いますが、信託銀行等で取り扱いがある預金に近い商品です。一般的には「合同運用指定金銭信託(一般口)」を指しますが、これ以外の種類も販売されています。方法によってリターンやリスクが異なるのでご注意ください。
外貨預金とは、外国為替ベースで預金をする商品で、投資性の強い預金商品となります。元本ベース(通貨ベース)では元本保証ですが、為替レートの変動によって円ベースでは元本割れをするリスクもあります。さらに、預金保険制度(ペイオフ)の対象外商品です。
仕組預金(しくみよきん)とは、通常の預金にオプションなどのデリバティブ取引が付与されている預金商品です。商品性はそれぞれの預金により様々で商品によっては元本割れを起こすものもあります。
スイープサービス(資金スイープ)とは、銀行預金として預けている資金を系列の「証券会社の預かり金」として使える預金(またはサービス)のこと。銀行に預けておくだけで自動的に投資資金としても流用できるということで資金効率が高いのがメリット。ネット銀行+ネット証券を中心にサービス展開されています。
銀行預金の満期時の取り扱いや解約、利息の受け取り方法やそれに対する税金などについての扱いについてまとめていきます。
預金のなかでも期日の指定がある定期預金や定期貯金などの商品には「満期」というものが設定されています。定期預金等が満期になった場合の取り扱いや、その後の手続き方法などについてまとめていきます。
定期預金に預けたけれども事情があって解約しなければならない…。そんなこともあるかと思います。 定期預金を途中解約するとどうなるのか?また途中解約というものはそもそも可能なのか?ということについてまとめていきます。
銀行預金によって受け取る利息は「所得(利子所得)」となりますので、当然税金がかかってきます。ここでは、銀行預金における各種所得とそれぞれに対する税金についてまとめていきます。
マル優とは、遺族年金受給者や身体障害者の方を対象に行われている少額貯蓄非課税制度です。なお、類似の非課税制度に特別マル優があります。ここでは預金とマル優のしくみや、どんな人がマル優対象者となるのかについてまとめます。