るいとう(株式累積投資)とは、毎月一定額を特定の株に対して投資をして積立をする株式の積立預金のようなものです。るいとう(株式累積投資)を活用する事で、ドルコスト平均法を活用した中長期的な株式投資が可能です。ここでは、るいとう(株式累積投資)が可能な証券会社を徹底比較していきます。
るいとう(株式累積投資)というのは、株式の積立預金(積立定期預金)のようなものです。
毎月一定の金額を積み立てて特定の株式を買っていくという方法です。
最大の特徴は「ドルコスト平均法」を使った効率的投資ができるということです。ドルコスト平均法というのは、定期定額法とも呼ばれる投資の方法で、毎回一定の金額を価格変動商品に投資する事で、総トータルで見た取得コストを引き下げるという方法です。
(関連:ドルコスト平均法とは)
るいとう(株式累積投資)を活用すれば、特定の株式に毎月積立投資をしていくことができます。短期的な儲けは期待できませんが、中長期的に投資していきたい会社などにるいとう(株式累積投資)で積立していくというのは賢い投資だと思います。
しかしながら、るいとうには問題点が3つあります。それは
・投資可能な銘柄が証券会社により決められていること
・大手証券(野村證券、大和証券、SMBC日興証券など)でしかできないこと
・上記に付随して手数料がバカ高いこと。
この3点です。
投資可能な銘柄が限定されているというのは、ほしい銘柄が買えないということになります。また、個人投資家が取引しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、GMOクリック証券といった大手ネット証券ではるいとうができないというのもデメリットですね。
るいとうが使えるのが、大手証券会社であり、コストが高いことも問題です。
たとえば、大手証券会社のるいとう手数料は下記の通りかかります。
証券会社 | るいとう口座管理手数料 | 売買手数料 |
---|---|---|
野村證券 | 無料 | 1.1550% |
大和証券 | 3150円(税込) | 1.2075% |
SMBC日興証券 | 3000円(税込) | 1.2075% |
いずれにしても高い手数料がかかります。「ネット証券の手数料」と比較するといかに割高かが分かります。 しかも、ネット取引はできず原則として支店窓口やコールセンター受付となります。
じゃあ、るいとうって使えない投資法なのでしょうか?
いいえ、厳密にはるいとうではありませんが、カブドットコム証券の「千円積立」を使うことでるいとう(株式累積投資)とほぼ同じでより使い勝手が良い投資ができます。
カブドットコム証券では「千円積立」という投資サービスを受け付けています。
これは、毎月千円単位で株式に投資をできるというものです。同社では「プチ株」という単元未満株取引サービスを提供しており、単元数に満たない株でも売買することができます。
これを活用することでるいとうとほぼ同じ取引をすることができます。しかも下記の特徴もあります。
難を言えば、1株未満の株には投資できないという点がありますが(るいとうは小数点単位で投資可能)、それを考慮してもカブドットコム証券の千円積立はお勧めです。
短期投資ではなく、中長期で少しずつ株資産を増やしていきたいという方にるいとうはおすすめです。
カブドットコム証券:プチ株積立 カブドットコム証券の単元未満株取引(プチ株)を使う事で、るいとう(株式累積投資)を提供しています。手数料も安いのでオススメです。 |
まだ、口座がないのであればSBI証券か楽天証券のどちらかを選んでおけばまず問題ありません。どちらも総合力は高いし、サービスも基本的に揃っているからです。そこから目的に応じて+αで証券口座を作っていけばよいだけです。
ちなみに、まだ口座を作っていない人はラッキーです。
証券口座というのは実は沢山の広告費を出す業界でもあります。そのため、ポイントサイトと呼ばれるWEBサービスを経由して口座開設をすればまとまったポイントを獲得することができます。ポイントサイトって何?という方は「ポイントサイトとは?」の記事をご覧ください。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
・松井証券
といったような大手証券はいずれもポイントサイトの常連で数千円相当~1万円ほどのポイントを口座開設で獲得できます。ポイントサイトを活用して口座開設で得をしましょう。
参考:今がお得なポイントサイト案件、キャンペーンのまとめ
上記ではポイントサイトで一撃の還元が大きい案件を紹介しています。
ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。
・るいとうとは
1990年代にスタートした新しい株式の買い方。証券会社が投資家から資金を集めて、その資金で同一銘柄を買い続けるという仕組み。
・るいとう(株式累積投資)でネット証券比較
従来の株数単位の取引ではなく金額単位での積立投資が可能で、ドルコスト平均法を活かした投資ができるのが魅力。