貸し株サービス比較では、近年個人投資家向けのサービスとしても広まりつつある、貸し株(ストックレンディング)を個人投資家向けに提供している証券会社のそれぞれの条件等を徹底的に比較していきます。配当金や株主優待以外の第3のインカムゲインとしてぜひ活用しましょう。
貸し株とは、投資家が持っている株式(現物株)を一時的に証券会社にレンタルするというものです。投資家から見れば貸してあげる形になるため、変わりに証券会社は投資家に対して「貸株料」という料金を支払うことになります(投資家から見れば受け取れます)。
年間の収益としては1%未満となっている場合がほとんどですが、なにもしないで持っているよりは有利に運用できます。
以下では、各ネット証券が投資家向けに提供している貸し株サービスについてそれぞれの会社の条件や健全性などを下にランキングしています。
ランキング1位:SBI証券 金利面や使い勝手の面からみても最もサービスの質が良いのがSBI証券です。貸株金利は定期的に銘柄の需給状況に応じて変動するようになっています。 |
|
ランキング2位:カブドットコム証券 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)のネット証券のため、完全性ではNO1。 |
|
ランキング3位:マネックス証券 他の2証券と異なり、マネックス証券には「ボーナス銘柄」という銘柄が設定されていることです。主には新興市場の銘柄がおいですが、こうした銘柄の場合通常よりも高い金利で借りてくれます。 |
金利等の調査は平成22年1月25日時点で行っております。貸株の金利水準については変更されている場合がありますので、かならずそれぞれの証券会社の公式ホームページ等でご確認下さい。
貸し株サービスは比較的新しいサービスです。投資家の方から寄せられた質問を以下のQ&A形式で回答していますので参考にしてください。
・貸し株された株を証券会社は何に使っているの?
株を借りた証券会社は別の投資家に対して空売り用などに貸しています。
・貸し株をしている間に注意すべきことはある?
貸し株中は株主の権利も貸している証券会社に移ってしまいます。そのため、貸している間に配当金や株主優待などの権利確定日を迎えた場合、受け取りの権利は証券会社側に移ってしまいます。
ただし、各証券会社はそうした権利日には株を投資家名義に戻すサービスを行っていますし、仮に戻さない場合でも配当金については相当額が証券会社から支払われます。
・貸し株をしている証券会社が破綻したらどうなる?
貸し株をしている間、投資家の株式は保護預かり(分別管理)の対象外となります。そのため、貸し株中に当該証券会社が破綻した場合、貸し株している株は保護されない場合があります。場合によっては全てが戻ってこない場合があります。
まだ、口座がないのであればSBI証券か楽天証券のどちらかを選んでおけばまず問題ありません。どちらも総合力は高いし、サービスも基本的に揃っているからです。そこから目的に応じて+αで証券口座を作っていけばよいだけです。
ちなみに、まだ口座を作っていない人はラッキーです。
証券口座というのは実は沢山の広告費を出す業界でもあります。そのため、ポイントサイトと呼ばれるWEBサービスを経由して口座開設をすればまとまったポイントを獲得することができます。ポイントサイトって何?という方は「ポイントサイトとは?」の記事をご覧ください。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
・松井証券
といったような大手証券はいずれもポイントサイトの常連で数千円相当~1万円ほどのポイントを口座開設で獲得できます。ポイントサイトを活用して口座開設で得をしましょう。
参考:今がお得なポイントサイト案件、キャンペーンのまとめ
上記ではポイントサイトで一撃の還元が大きい案件を紹介しています。
ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。
・貸し株サービスのリスク (証券会社のサービス比較)
便利でお得な貸し株ですが、貸し株を利用する際のリスクを解説。