銀行に口座を開設するまでの流れを開設します。また、口座開設において必要になるものや口座開設の際に注意しておきたい点などを紹介します。
今、新しく銀行に口座を作ろうとする場合、そのほとんどが「総合口座」という口座に申込をすることになっていると思います。この銀行の総合口座とは、上の表題にも書いたとおり総合口座は「普通預金口座」と「定期預金口座」の二つが一つになった便利な口座です。
また、銀行(金融機関)によっても異なりますが、普通預金、定期預金以外にも、積立預金や貯蓄預金なども同じ通帳に記載されているものもあります。
普通預金と定期預金の二つを一つの通帳で管理することができるという特徴だけでなく「口座貸越(当座貸越)」という自動融資サービスも使える点が魅力です。
口座貸越とは、定期預金として預けている一定の範囲内において、普通預金で残高不足となった場合でも、自動的に貸越が可能なサービスです。よく、通帳で普通預金の残高がマイナスという話があるかと思いますが、このマイナスというのは、普通預金での残高不足を、定期預金の範囲内(一般には9割程度)で借りているというものです。
不意な出費やごく短期間の残高不足などに対して非常に有利です。
総合口座の場合、普通預金明細のところに「普通預金 兼 借入明細」というようになっているかと思います。この「借入明細」というのが、口座貸越によって定期預金口座を担保に借り入れをしているということになります。
注意点ですが、口座貸越も「借入」の一種ですので借りている期間と金額に応じて利息が発生してしまいます。この利息は、同時期の定期預金の金利と比較しても高い水準となっているので、長期間口座貸越を使用する予定があるのであれば、定期預金を解約する方がお得となります。
総合口座と普通口座の違いについては、総合口座が一つの口座で複数種類の預金を管理できるのに対して、普通口座の場合は普通預金のみしか管理できないということ。また、定期預金口座を使って普通預金口座で口座貸越ができないといった違いがあります。
ただし、総合口座だからといって定期預金に入金をしなくてはいけないということはありませんので、総合口座は普通預金口座を兼ねていることになります。