積立預金(積立定期預金)

積立貯金を始める第一歩。貯金出来ない人にも最適な預金。これから貯金したいという方はまず、積立預金の設定から始めよう。

積立預金(積立定期預金)とは毎月ごとの一定期間に預金を自動振替する預金となっています。例えば、毎月10日に1万円づつを定期預金していくなどの商品です。普通預金口座から「天引き」される形になるので、お給料日に自動積立預金の設定をしておけば、使う前に預金することができます。

なかなか貯金が始められないという方は手取りの1割~2割位を目途に積立預金を始めてみましょう。使えるお金が最初から少なくなればその分、節約もやりやすくなります。毎月4万円を積立できれば、1年間で約50万円の貯金ができる計算になります。

積立預金(積立定期預金)の特徴・メリット・デメリット

積立定期預金は、預けた分商品特性としては「定期預金」とほとんど同じです。そのため、基本的なメリットやデメリットについては定期預金の項目をご覧ください。ここでは、積立預金としての特徴を説明します。

まず、積立預金を始める最大のメリットは自分で色々と手続きをしなくても自然と貯蓄ができるという点が挙げられます。普通預金から天引きで定期預金に積立されていくことで、自然な運用(資産形成)が可能となります。

意外とこの「天引き」というのがポイントで中々、生活が苦しくて貯められないという人でも、最初から引かれてしまえば何とかなるというケースが多いです。

毎月少しずつ積み立てていけるので無理のない、計画的な貯金が可能です。

 

 

積立預金(積立定期預金)の始め方

積立預金は銀行で手続きをすれば簡単に始めることができます。
銀行の窓口で申し込みをするほか、ATM横などに申込書などが置かれているので記入して郵送してもOKです。ただし、オンラインバンキングで積立預金を始めることができるところは少ないので、自分から出向く必要があります。

ネット銀行の場合は「ソニー銀行」で積立預金が利用できますが、こちらの場合はネットからの積立申し込みが可能となっています。

 

満期を決める

積立預金(定期預金)は定期預金にあたるので、満期を決めます。

満期の設定については一般的に3カ月~3年くらいの間で設定できるのが一般的です。金利水準などを考えると1年定期くらいにしておくのが個人的におすすめです。

なお、積立預金の満期を1年にして、1年たつと最初預金した分が満期となりますが、通常は「自動継続」されるので引き続き定期預金の金利で運用できます。

 

積立預金を途中で解約したいときは?

積立預金については通常「一部解約」ができるようになっているのが一般的です。
そのため、積み立てた全額を解約する必要はなく、その一部だけを解約することができます。ですから、万が一の場合などには貯めた積立預金を使うことはもちろん可能です。

 

 

積立預金・積立貯金なら金利の高いネット銀行がおすすめ。

積立預金は長期にわたって、かつお金をどんどん貯めていくのでできるのであれば金利が高い銀行(特にネット銀行)を活用するのがおすすめです。

2014年12月現在、ネット銀行では積立預金を扱っている銀行はソニー銀行くらいしかありません。都市銀行と比較するとかなり有利な金利で積立預金(積立貯金)が可能なのでぜひ活用しましょう。

金利の高いネット銀行の中で積立預金としてサービスを提供しているのはソニー銀行だけです。インターネットで手軽に月々の積立額の変更やボーナスによる増減などを手続き可能です。

なお、ソニー銀行についての詳細は「ソニー銀行の特徴、評価」のページをご覧ください。

 

また、厳密には積立預金ではありませんが、住信SBIネット銀行には「自動入金サービス」というものがあります。これを使えば、お給料などが振り込まれる口座から住信SBIネット銀行の普通預金口座に手数料無料でお金を移すことができます。

これを利用すれば、お給料銀行口座から住信SBIネット銀行の口座にお金を移せますので、それを定期預金に預けるということも可能です。

 

積立預金に関係する関連記事・コラム

以下では銀行の積立預金に関連する記事・コラムを紹介します。

サラリーマン限定!? 財形貯蓄で積立預金
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「積立預金(積立定期預金)」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

積立預金とは
一定期間ごとに定期的に普通預金から定期預金に自動振替可能な預金のこと。

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